風邪

鼻や喉に感染がおこり炎症を起こします。症状は、咳、鼻水、鼻づまり、のどの痛みや発熱等で原因の9割以上がウイルスによるものです。ですので、抗菌薬を用いた治療ではなく、治療は主に対症療法となります。しかし基礎疾患をお持ちの場合には、気管支炎や肺炎に進行しないよう、しっかり体をやすめて治療を行いましょう。

インフルエンザ

インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。 インフルエンザに感染すると、1～5日の潜伏期間の後、38℃以上の高熱や筋肉痛などの全身症状が現れます。風邪よりも急激に発症し、症状が重いことが特徴です。

健康な人であれば、その症状が3～7日間続いた後、治癒に向かいます。気管支炎や肺炎などの合併症を発症しやすく、重症化すると脳炎や心不全になる場合もあります。インフルエンザウイルスには強力な感染力があり、いったん流行すると、年齢や性別を問わず、多くの人に短期間で感染が広がります。二次感染、合併症の予防のために、できるだけ早く受診することが大切です。なお治療後の職場や学校への復帰は、症状出現後5日かつ解熱後2日経って許可されます。

★インフルエンザの心配がある方は、マスクを着用して来院受診してください。

花粉症・鼻炎

花粉症は、春にはスギ、ヒノキの樹木花粉、秋にはブタクサの花粉が代表的です。 治療は抗アレルギー剤が基本となりますが、症状の強い場合には工夫して追加対処します。点眼薬や点鼻薬を併用することも症状軽減に有効です。ステロイド薬の入った薬剤を短期に使用することや、漢方薬を使用する治療方法もあります。

くしゃみ、鼻汁や目のかゆみを引き起こすアレルギー反応の原因を調べるには、原因物質に対する抗体検査を行うことが一般的です。血液の採血だけの検査ですので、ご希望の方はお申しつけ下さい。

体重減少、食欲不振

胃や大腸の消化器系、および肝臓、胆のう、膵（すい）臓の腹部疾患について、まず診察します。病状的に必要な方には、専門検査を病院と連携して行います。これら消化器疾患以外にも甲状腺機能亢進症や糖尿病の悪化した状態の可能性もありますので、併せて診察、検査を行います。消化器の精査で異常がない場合には、このような内分泌・代謝疾患についてしっかり調べることをお勧めします。

むくみ、足の腫れ

腎臓や肝臓の病気、心臓・血管疾患、甲状腺疾患などが原因となっていないか、診察して検査を行います。片側だけなのか、左右両側のむくみ・腫脹なのかの所見も原因鑑別に参考になります。片側の場合には下肢血管が詰まる下肢静脈血栓症の可能性もあり、当院検査室では超音波検査で調べることができます。 検査で異常を認めない場合、塩分の過剰摂取が原因となっている方も少なくありません。1日6グラムに塩分摂取を抑えるように塩分制限のアドバイスをさせていただきます。

貧血

急に進行した貧血の場合には、息切れや動悸、倦怠感が現れますが、ゆっくり進んだ慢性貧血の場合には無症状であることも少なくありません。すべての貧血が、鉄不足が原因ではありませんので、診察と検査を行い原因を調べましょう。

不整脈、動悸

まず心臓の病気について心電図などから検査を行います。循環器疾患以外に、甲状腺機能亢進症が診断されることもありますので、血液検査で甲状腺機能を調べましょう。また薬剤の副作用の症状として現れている場合もありあますので、薬の飲み合わせについても確認します。

予防接種Vaccination

当院では完全予約制でワクチン接種を行っています。詳細はお電話にてお問い合わせください。

インフルエンザ

インフルエンザの流行期は12月から2月です。
ワクチン効果は接種後2週間を要しますので、10月末から12月中に接種されることをお勧めします。
当院は委託医療機関となっています。
満65歳以上の方は市町村の定める費用で定期接種を受けることができます。

成人用肺炎球菌

肺炎球菌による肺炎の重症度と死亡のリスクを軽減させる効果があります。
以下の方は、接種が勧められています。

• ① 65歳以上の方：年度末年齢が5の倍数の方は費用助成が受けられます。
• ② 養護老人ホームや長期療養施設などに居住されている方
• ③ 慢性の持病をお持ちの方：糖尿病、慢性心不全、慢性の呼吸器疾患、慢性肝疾患など
• ④ 病気や免疫抑制療法のため感染症にかかりやすい状態にある方

風しん予防接種

風しん抗体検査、風しん定期接種が可能です。受診クーポン券をお持ちの方は、自己負担額はありません。