「健診で血圧が高いと言われたけど、そのままにしている」
「まだ薬を飲むほどではないと思うけれど、少し気になる」
そんなふうに感じている方は、実は多いのではないでしょうか。高血圧は、自覚症状のないままじわじわと進行し、ある日突然、脳卒中や心筋梗塞といった重い病気として現れることがあります。そのため、「サイレントキラー(沈黙の殺し屋)」とも呼ばれています。
だからこそ、自覚症状がなくても、「今の血圧は大丈夫?」と立ち止まることが、将来の健康を守る第一歩です。
〒663-8024
兵庫県西宮市薬師町2-56 クリニックステーション西宮北口1-B
0798-69-1088
高血圧診療

「健診で血圧が高いと言われたけど、そのままにしている」
「まだ薬を飲むほどではないと思うけれど、少し気になる」
そんなふうに感じている方は、実は多いのではないでしょうか。高血圧は、自覚症状のないままじわじわと進行し、ある日突然、脳卒中や心筋梗塞といった重い病気として現れることがあります。そのため、「サイレントキラー(沈黙の殺し屋)」とも呼ばれています。
だからこそ、自覚症状がなくても、「今の血圧は大丈夫?」と立ち止まることが、将来の健康を守る第一歩です。
血圧とは、心臓が血液を押し出すときに血管にかかる圧力のことです。この圧力が慢性的に高くなった状態が「高血圧」です。

| 測定方法 | 高血圧の基準値 |
|---|---|
| 診察室血圧 | 140/90 mmHg以上 |
| 家庭血圧 | 135/85 mmHg以上 |
高血圧は、初期にはほとんど症状がありません。頭が重い、肩こり、軽いめまいなどの不調があっても、「疲れかな」と見過ごしてしまうことがほとんどです。しかし、症状がないからといって安心はできません。血圧が高い状態が続くと、血管に絶えず強い圧力がかかり、血管の壁を傷つけたり、硬くしたりします。これが「動脈硬化」の始まりであり、進行すると以下のような重大な疾患につながるおそれがあります。
つまり高血圧の治療とは、「血圧の数字を下げること」ではなく、「これらの命に関わる合併症を予防すること」が目的です。
高血圧には大きく分けて2つのタイプがあります。
日本人の高血圧の多くはこのタイプで、明確な原因は特定できませんが、以下のような生活習慣や体質が複雑に関与しています。
ホルモン異常による内分泌性高血圧(原発性アルドステロン症、クッシング症候群、褐色細胞腫、甲状腺機能亢進症など)、睡眠時無呼吸症候群、薬の影響など、特定の原因があって血圧が上がっているケースです。以下のような場合は、内分泌性高血圧を疑い精密検査が必要です。当院では、血液検査、ホルモン測定、腹部エコーやCTなどを用いて、原因を探り治療方針を立てます。
診察室での血圧測定だけでは、正しい診断が難しいこともあります。緊張で高く出る「白衣高血圧」や、家庭では高いのに診察室では正常に見える「仮面高血圧」などもあるからです。そのため当院では、自宅で測定する「家庭血圧」をとても重視しています。


1回につき2回測定し、それぞれ2回の平均値を記録します。家庭血圧の記入例です。血圧手帳やスマートフォンアプリで記録を「見える化」することで、日々の変化を実感しやすくなり、治療へのモチベーションも高まります。日々測定していると季節が変わって血圧の変化に気づく方もおられます。このようなところにもお薬を減らすチャンスはあります。

高血圧の治療は、まず「生活習慣の改善」から始めます。無理なく継続できることが何より大切です。
| 項目 | 具体的な目標例 |
|---|---|
| 減塩※ | 1日6g未満・加工食品・外食・総菜に注意 |
| 食事 | 野菜を多く、魚中心、果物・低脂肪乳製品・全粒穀物を摂取。葉っぱ野菜やキノコでカリウム摂取。 |
| 運動 | 毎日30分のウォーキングなど有酸素運動。レジスタンス運動も有効。 |
| 体重 | BMI 25kg/m²未満を目指す。 |
| 飲酒 | 1日アルコール 20~30ml 以下(ビール500ml、日本酒1合)。休肝日を作り、ノンアルコールの日も利用。女性ではアルコール 10~20ml/日 以下。 |
| 禁煙 | すぐにでも開始を。 |
| 睡眠 | 6~8時間の安定した睡眠を取る。 |
| その他 | 屋内外での寒冷対策。特に、冬の起床時には暖房利用。 |
※塩分チェックシートであなたの塩分摂取(推定)をみてみましょう!
生活改善だけで目標血圧に届かない場合には、薬による治療を行います。高血圧の薬には複数の種類があり、患者様の年齢、合併症、生活リズムなどに合わせて最適な薬を選択します。大切なことは「副作用も配慮して適切な降圧薬を選択」と「正しい服薬方法の徹底」です。「できるだけ少ない薬で、快適に過ごせる」治療を目指しています。
当院では、高血圧治療補助アプリ「CureApp HT」を導入しています(施設基準取得)。スマートフォンを使って、医師の指導のもと生活習慣の見直しを無理なく進める6か月間のプログラムです。

保険診療のため、通常の診療に加え、初回約3,000円、2回目以降は2,000円前後(3割負担)の費用が必要です。自宅での生活改善に取り組みたい方や、何から始めたらよいか分からないという方におすすめです。
はい、生活習慣の見直しだけで管理できる場合、薬剤の種類変更や飲み方の見直しをすることで安定する場合も多くあります。お気軽にご相談ください。
日本の「高血圧ガイドライン2025」では、年齢や背景を問わず同一の目標値が掲げられています。
ただし、「やみくもに血圧を下げる」治療は乱暴であり、あくまで有害事象や副作用への注意を払いながら、年齢や体調に合わせてあなたに合った「降圧目標」を一緒に考えます。
朝の血圧こそ心血管の病気を引き起こすリスクとなります。夕食の塩分摂取過剰や飲酒が多いこと、薬の効果切れ、睡眠不足や出勤前の緊張などの原因を一度考えてみましょう。
内服薬の効果切れは、前日の降圧薬の効果が朝まで持続していないケースで見られやすく、特に一日1回朝のみ内服している場合に注意です。また薬の効きが悪く夜間・早朝に高い血圧の場合に「いびき、日中の眠気」があれば、睡眠時無呼吸症候群を疑うサインかもしれません。
高血圧は、「予防」「治療」「継続」のすべてが大切です。
当院では、日本高血圧学会の専門医・指導医が、一人ひとりの生活背景に合わせたオーダーメイドの治療を行っています。まずは自分の血圧を知ること、「家庭血圧の測定と記録」から始めて、より良い治療につなげましょう。薬物治療だけでなく、生活習慣の見直しや、悪化要因や原因を探りながら、あなたの血圧を管理していきましょう。
TOP